今日くらい、ご飯をおかわりしてもいい 静岡市「母さんのしょうが焼き 静岡店」

 昼どきに店の前を通ると、しょうがとニンニクの香りにつかまる。静岡市役所の目の前にある「母さんのしょうが焼き 静岡店」は、2017年に清水町でスタートし、2023年に静岡市へ進出。店名の通り、しょうが焼きが主役だが、その種類は19にも及ぶ。
 一番人気は「スタンダード」。使うのは豚バラ肉150g。しょうゆやみりんをベースにした自家製だれには、おろしたタマネギ、ニンニク、ショウガ、さらにハチミツも加える。パンチはあるが角が立たない。店が掲げる“母さんの味”という言葉も、この甘さに表れている。ご飯は小・中・大から選べ、大でも追加料金はかからない。中サイズでも茶碗2〜3杯分というから、しっかり食べたい人にはありがたい。

スタンダード(1180円)
スタンダード(1180円)

 人気2位が「トマトチーズ(1310円)」。ベースはスタンダードと同じだが、そこへトマトソースとチーズを重ねる。しょうが焼きの定食でありながら、どこか洋食のような雰囲気になる。トマトの酸味とチーズのまろやかさが加わり、子どもでも食べやすい味に仕上げている。

トマトの酸味ですっきり
トマトの酸味ですっきり

 変わり種なら「鉄板肉ニラ玉」。ショウガだれで炒めた豚肉と野菜を鉄板に盛り、その上からオイスターソースで味付けしたオムたまごをかぶせる。ニラ、キャベツ、ニンニクも入り、見た目はもはや炒め物。その一方で、店はきちんと“しょうが焼き”だと言い切る。定番を少し横へ広げたような一皿だ。

鉄板肉ニラ玉(1410円)
鉄板肉ニラ玉(1410円)

 名前で気になるのが「ワイルド母さん」。厚切りの豚ロースを1枚使い、ニンニクとバターで焼き上げる。最後にたれを絡めれば、しょうが焼きというよりトンテキに近い迫力。食べ応えも十分で、店のメニューの中でも特に豪快な存在だ。

ワイルド母さん(1410円)
ワイルド母さん(1410円)

 店では客を迎える時に「おかえりなさい」、見送る時に「いってらっしゃい」という気持ちだという。しょうが焼きの店なのに、どこか食堂のような安心感がある。腹を満たしに行ったつもりが、気分まで少し軽くなる店だ。

今日くらい、ご飯をおかわりしてもいい 静岡市「母さんのしょうが焼き 静岡店」

母さんのしょうが焼き 静岡店
静岡市葵区呉服町2-1-12
電話番号:054-291-6776
定休日:土・日 ※青葉シンボルロードでイベント時は営業
営業時間:11:00-15:00 L.O.14:30
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