“危険な暑さ”…3日連続の猛暑日 熱中症の搬送者は今年最多の33人 企業では手厚い対策も こども園は「暑さ指数」で外遊びNGの日も 静岡県
危険な暑さが続いています。静岡県内では3日連続の猛暑日となりました。熱中症による搬送者数は今年最多の33人に上り、そのうち高齢男性2人が意識不明の重体です。
今年初めての「熱中症警戒アラート」が発表された、16日の静岡県内。連日の厳しい暑さとなりました。
大野裕輝記者:「午前10時すぎの浜松市内です。この時間すでに日差しが非常時に強く、日傘や帽子が必要だと思わされる暑さです」
特に暑さが厳しくなったのは、きょうも浜松市でした。朝からぐんぐん気温が上昇し、午前中にはすでに35℃を超え、猛暑日となりました(浜松午前11時36.4℃)。
浜松市民50代:「もうムワっとしていますよね。さわやかさは一切ない感じで急に暑くなったので、体が全然慣れていない」
浜松と天竜の最高気温は、いずれも今年最高となる37℃台に到達(浜松37.4℃ 天竜37.9℃)。佐久間でも、今年最も高い38.3℃まで気温が上がりました。きょう16日全国2番目の暑さで、3日連続の38℃台です。
企業の暑さ対策は
連日、“危険な暑さ”が続いている浜松市。企業にとって、従業員の熱中症対策は欠かせません。
渡部建設 鷲尾勉さん:「今年は去年よりも暑いと言われているけど、ちょっと未知数」
朝から屋外で行われていたのは、資材の加工作業。ミストの出る扇風機を設置したり、冷たい風を送るファン付きウエアを着用したり、危険な暑さから身を守る対策に取り組んでいます。
Q.ファン付きウエアを着ている・着ていないで違う?
作業員「違いますよ!着た方がいいです。めっちゃ涼しくて、熱中症にならないです」
ヘルメットの中には、保冷剤も…。
作業員:「めっちゃいいです!冷たい、頭いつも冷たいです」
こちらの会社では、屋外で1時間以上の作業にならないように、50分作業したら10分間の休憩を取るようにしているそうです。
渡部建設 鷲尾勉さん:「作業場で働いている人の休憩所になります。エアコンも常に動かしていて、いつ誰が来ても涼しい場所で休憩できる環境を作っています」
休憩所には、冷水器や製氷機を設置。自由に冷たい飲み物が飲めるようにしています。
作業員「(飲み物飲んで)涼しい」
今年新たに導入したのが、こちらのポータブル冷蔵庫。会社を離れた工事現場などでも冷たい飲み物が飲めるように、水分補給の環境を整えています。
渡部建設 鷲尾勉さん:「今まで通りにやっていて大丈夫かなというところもあって、実際は手探りではある。もし足りないことがあれば検討しながら、いろんな暑さ対策を取り入れていきたいと考えています」
静岡市のこども園
暑かったのは、浜松だけではありません。静岡でも最高気温32.7℃と、3日連続の真夏日に。松崎では36.8℃、三島では36.4℃と、いずれも今年最高を記録。川根本町でも35.5℃と、県内ではきょう6つの地点で猛暑日となりました。
植田結衣子アナウンサー:「静岡市内のこども園です。午前11時、手元の温度計では34℃を示しています。日差しが強く、立っているだけで汗をかく暑さです。普段この時間はこちらの園庭で子どもたちが遊んでいるということなんですが、きょうはその姿全く見えません」
あまりの暑さに、外遊びも見送りです。こちらのこども園では、環境省の熱中症予防情報サイトで「暑さ指数」を確認し、園独自の基準で、外遊びをするか決めているといいます。情報は園内のボードに掲示され、広く共有できる工夫も…。
だきしめこども園 松田エミ園長:「暑さ指数が測れる機械で、これを子どもの背の高さに合わせて実際の温度とか暑さ指数を見ている」
屋外に設置した機械でも、園内の「暑さ指数」をチェック。正午前には「厳重警戒」との表示でしたが、1時間後には気温が35℃を超え、「危険」の表示に。先週は外で遊べましたが、今週に入って室内遊びが続いているようで…。
だきしめこども園 松田エミ園長:「季節感を感じて遊ぶのも大事だと思うけど、この暑さが異常過ぎて命を守ることを考えて外で遊ぶことは控えている」
ホールで元気に遊ぶ、子どもたち。休憩時間になると室内でも水分補給を欠かしません。
植田アナ「外出たい?
園児「出たい」
植田アナ「外で何したい?」
園児「遊びたい」
外遊びも大好きな、子どもたち。園では、今年から、外遊びのときに使うネッククーラーを常備しているそうです。子どもたちを暑さから守るために。熱中症対策もアップデートしていかなければなりません。