【リニア】静岡工区着工にGOサイン…静岡県とJR東海が協定締結 開業は早くて2036年以降か 市町トップ「何かあった場合は素早く情報提供を」「何より重要なのは水資源の確保」
関係者が一堂に会しました。静岡県とJR東海は18日、リニア新幹線静岡工区の着工の前提となる「自然環境保全協定」を結びました。
関係者がずらり。中心には、JR東海の丹羽社長と国交省の水嶋事務次官、そして、鈴木康友知事。
静岡県 鈴木康友知事(あいさつ):「リニア中央新幹線工事にかかる「自然環境保全協定」を締結する運びとなり、大変意義深いことだと思っております。まさにこれからが本番です」
県とJR東海が締結した「自然環境保全協定」。JR東海にこれまで議論してきた「環境保全措置」の実施を約束させたほか、不測の事態が生じた場合、工事を一時中断し、調査や対策を講じることなどが盛り込まれています。「静岡工区着工」の前提になるもので、これによって、唯一未着工だった県内での工事に「ゴーサイン」が出たことになります。
工期は10年以上とされ、開業は最も早くても2036年以降です。
JR東海 丹羽俊介社長:「身の引き締まる思いです。今後は1日も早く工事に着手できるように準備を進めてまいりたいと思います」
静岡での着工時期について、「未定」と繰り返したJR東海の丹羽社長。一方で、大井川流域の市長・町長からは…。
地元自治体の反応は
掛川市 久保田崇市長:「何より重要なのは水資源の確保。きょうは決してゴールではなく、まだまだこれから続く中での一つの節目」
藤枝市 北村正平市長:「これからが大事です。長期にわたって、不確実な、そういったような社会的リスクを負うわけですね」
吉田町 田村典彦町長:「(JR東海には)工事に万全を尽くして、遺漏なきように。何かあった場合は確実に素早く情報提供していただきたい」
県は新たなモニタリング組織を立ち上げ、JR東海の対応を評価していく考えです。あわせて、JR東海との地域振興の推進についても基本合意を交わしました。
静岡県 鈴木康友知事:「着実に安全に工事が遂行され、水資源とアルプスの生態系がしっかり守られるように、両立できるように、我々としてもチェックを怠りなく行っていきたいと思います」