【静岡高校野球2026】ベスト16出そろう 8強へ好カード目白押し
島田工の躍進続くか
夏の高校野球静岡大会はベスト16が出揃い、いよいよ21日は4回戦8試合が行われます。3回戦までを振り返りつつ、4回戦の注目ポイントを紹介します。
この春、県大会初制覇を果たした第1シード・知徳が3回戦で藤枝明誠に4対5で敗れた。序盤から主導権を握られ、終盤に1点差まで追い上げたものの、あと一歩及ばなかった。藤枝明誠はホームスチールを成功させるなど、持ち味の緻密な野球を披露。7回からリリーフした松下歩叶の好投も勝利を呼び込んだ。
第2シードの浜松商は初戦、続く3回戦ともに1点差ゲームを制した。捕手・伊原祐翔、遊撃手・中山嵩也を中心とした堅い守備で2年生投手陣を支える。攻撃でも上位から下位までコンパクトなスイングを徹底し、着実に得点を重ねている。
躍進を見せているのが44年ぶりのベスト16入りを果たした島田工だ。3回戦ではシード校・藤枝東を撃破。エース・今村陽成は制球力を武器に安定した投球を見せ、捕手・髙塚誠翔の巧みなリードも勝利を支えた。チーム全体で磨いてきた打撃力も発揮しており、勢いに乗っている。
屈指の左腕髙部vs浜松学院興誠
藤枝明誠vs掛川西
浜松開誠館vs磐田東
島田工vs桐陽
浜松学院興誠vs聖隷クリストファー
日大三島vs加藤学園
静岡学園vs静岡
東海大静岡翔洋vs富士市立
常葉大菊川vs浜松商
髙部陸を擁する聖隷クリストファーと激突するのが浜松学院興誠だ。髙部はここまで2試合連続でリリーフ登板し、150キロをマークするなど圧倒的な投球を披露。一方の浜松学院興誠は3回戦で7得点を奪うなど打線が活発だ。プロを経験した吉田道監督が、髙部をどう攻略するのかが一つの焦点となる。
2回戦でシード校・静岡商を破った静岡学園は静岡高と顔を合わせる。3回戦ではエース・頼朝綾人を温存しており、万全の状態で県内屈指の強力打線に挑む。長谷川直樹監督は「大会に入ってからチームの成長を感じている。チャレンジャー精神で思い切って戦いたい」と意気込む。
東海大静岡翔洋対富士市立はロースコアの接戦が予想される。東海大静岡翔洋は舟久保智哉、水町蒼河の左右2枚看板を擁し、富士市立には絶対的エース・臼井遥都が君臨。ハイレベルな投手戦となりそうだ。
日大三島と加藤学園による東部私学対決も見逃せない。日大三島は山本詠太が2試合連続で完投し、抜群の安定感を誇る。一方の加藤学園は2試合で計18得点を挙げるなど打線に破壊力がある。
さらに、高い潜在能力を秘めた選手がそろう浜松開誠館と磐田東の一戦も熱戦必至だ。
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取材・文=栗山 司
くりやま・つかさ 1977年、静岡県生まれ。スポーツライター・編集者。雑誌『野球小僧』の編集者を経てフリーに。2012年に地元・静岡に根差した野球雑誌『静岡高校野球』を自費出版で立ち上げ、年2~3回発行。ブログ『静岡野球スカウティングレポート』(http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/
) でも県内の野球情報を発信する。
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