死亡した夫を2カ月放置「夫がいなくなるのが寂しかった」 寝たきりの夫をワンオペ介護…72歳妻に拘禁刑1年求刑 孫の誕生日会でのうそで発覚 死体は腐敗進行
夫が亡くなっているにも関わらず、寂しいからという理由で遺体を2カ月間放置した罪に問われている女の裁判で検察は拘禁刑1年を求刑しました。
起訴状などによりますと、藤枝市の無職の女(72)は3月、静岡県藤枝市の自宅で、同居していた夫が死亡しているのに気付きましたが、そのまま2カ月間放置し死体を遺棄した罪に問われています。
7月23日に静岡地裁で開かれた初公判で、女は起訴内容を認めました。
女は寝たきりになった夫の介護を1人でしていて、3月21日の朝、夫が死亡しているのに気付いたということです。しかし、自宅から夫がいなくなることが寂しいと思い、救急車を呼んだり、娘らに連絡したりしなかったことが明らかになりました。
5月、女は娘の自宅で開催された孫らの誕生日に参加した際に「夫は家で寝ている。鼻水が出て孫にうつったら悪い」とうその説明。娘らが父親が来なかったことを不審に思い様子を確認するために自宅を訪れ、遺体を発覚しました。
検察は冒頭陳述で不作為による犯行で死体は腐敗が進んで全身が変色し、蛆が湧いた状態だと指摘。寂しいという理由で葬祭責務を果たさなくていいわけではないとして、拘禁刑1年を求刑しました。
一方弁護側は女は事実を認め反省しているとして、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は8月28日に言い渡されます。