千葉県では記録的な豪雨の影響で冠水被害相次ぐ その冠水のリスクは私たちの身近な場所にも…

 記録的な大雨による被害が明らかになってきました。千葉県では、13日から降り続いた豪雨の影響で冠水被害が相次ぎました。その冠水のリスクは私たちの身近な場所に潜んでいます。

 5月に新しい気象警報の運用が始まってからきのう全国で初めて発表されたレベル5の大雨特別警報。千葉県などによりますと、道路が冠水して車に閉じ込められるなどして7人が死亡しました。

 観測史上最大の記録的な大雨で相次いだ冠水。そのリスクは私たちの身近な場所に目に見えにくい形で存在しています。

 千葉県内ではきのうから記録的短時間大雨に関する情報が20回以上、出されました。

●女性:「道路動くじゃん。何 これ、どういうこと」

 千葉市内。浮いたアスファルトの下から水が勢いよく流れ出します。

 冠水した道路を走るバスでは…

●乗客:「排水なんか間に合わないよ」 

 坂の下で停車した白い車。柏市では冠水した道路で動けなくなった車に、70代の女性が閉じ込められました。
病院に搬送されましたが、その後、死亡しました。

 大雨による冠水の危険は身近な場所にも潜んでいます。専門家によるとー

●牛山素行先生:
「普段車で移動していると上り坂かな、下り坂かなとほとんど意識しないような坂だと思うんですけども、それでもほんのわずか移動、動くだけで数メートルくらい高低差が出ることがある。そういうところは相対的に周囲より低いところですから、水が集まってくるとか、浸水しやすくなってしまうんですよね」

千葉県では記録的な豪雨の影響で冠水被害相次ぐ その冠水のリスクは私たちの身近な場所にも…

 実際に県内のこうした地形を見てみるとー

● 嶋田アナ:
「静岡市清水区に来ています。この道路は300mほどなだらかな下り坂が続いています。今私がいるのは標高6mですがこの坂を下りきると標高は2.5m。一見あまり高低差がないように見えながら標高の差が3.5mあることが分かります。」

 坂を下った先の渋川橋東交差点付近は、すり鉢状の窪地になっています。坂の上など、周辺に降った雨は、坂を下るようにして低いこの場所に集まります。大雨で一度に大量の水が流れ込むと、排水が追い付かず、道路に水が溜まりやすくなります。

 実際に2022年9月、台風15号が県内を襲った際には、静岡市では419.5ミリの雨を観測。今回、千葉県で観測された367.0ミリを上回る雨が降りました。この場所も冠水し、台風の直撃から一夜明けたあとも水は引かず、車が水しぶきを上げなら走っていました。

●牛山素行先生:
「あそこは巴川のすぐ横なんですよね。過去にも何度も浸水の被害を受けてると思いますんで、そこもおそらく映像で見るとですね、意識してみると結構下っているなとあるもので、まさにああいうところは大雨降ると浸水しやすいところです」

 実際にこの場所で暮らす住民によると。

●40代住民:
「大雨が降ったときは結構土砂降りになって、台風が来たときなんかはエディオンの清水店の真ん中まで入っていっちゃうような低いところです。 水が車に浸かっちゃって、多分車が故障してしまったりとかはあると思います」

●50代住民:
「やっぱ水はけが悪いっていうか、やっぱ低いものですから、溜まりやすいということは聞いていますね。 大雨の時は出歩かないというのは基本なので何もしてないんですけど、でもやっぱ長靴を履いてくるとかそういうことはしていますね。」

 専門家は日頃から供水ハザードマップで相対的に低くなっているところを確認しておくことが重要だといいます。その上で。

●牛山素行先生:
「今回被災していたところを見ると、そういったハザードマップなんかでは割に色が塗られにくいような、本当にごく小さな谷筋なんかで被災するケースもあるんですよね/特に大雨のときはですね、浸水してるところが見えたらそこには立ち入らないと浸水してるようなところが見えたような、そういう状況であればちょっとでも高いところに身を寄せて、そこでしばらくしのぐと、そういうようなことを考えた方がいいんじゃないかなと思いますね。」

千葉県では記録的な豪雨の影響で冠水被害相次ぐ その冠水のリスクは私たちの身近な場所にも…