田久保真紀前市長の弁護人を刑事告発 告発人がコメント「“卒業証書”を早く公表すれば問題は長引かなかった」「市民の知る権利を奪った」「今回の事件は弁護士なしでは起こらなかった」

 静岡県伊東市の田久保真紀前市長が、大学を除籍されたにもかかわらず、ニセの卒業証書を本物のように装って市議や職員に提示したとして、有印私文書偽造・同行使、地方自治法違反の罪で在宅起訴された事件で、田久保前市長の弁護士が19日、刑事告発されました。告発人の市民のコメントです。

「この度、前伊東市長である田久保真紀氏の代理人である弁護士の刑事告発及び懲戒請求を行いました。

 田久保氏と長年の友人である弁護士は、公人であった田久保前市長の説明責任を回避するアドバイスをし、市民の知る権利を奪ったと私は思っています。

 全ては弁護士の事務所金庫にある卒業証書らしきものを、早い段階で公表していれば、このように長きに渡り問題が長引くことにはなりませんでした。

 依頼人の利益が優先されることは理解できますが、公人である伊東市長の職にありながら、ワタクシを公人の責務より優先させることが、果たして社会正義を維持するための弁護士として依頼人にアドバイスをすることが許されるのか、私は大いに疑問に思っています。

 今回の田久保事件は、代理人弁護士なくしては起こりえませんでした。

 「押収拒絶権の行使」はいついかなる状況でもできるものなのか、検察や弁護士会にご判断いただければと思っています。

 この告発や懲戒請求につきましても、先月提起した市長の解散権の濫用を問う住民訴訟と同様に、前例の乏しい問題提起をしていると自覚しております。

 社会が公正に進むことを願って、今後の推移を見守っていきたいと思います」

記者会見する田久保前市長と弁護士(右)2025年7月
記者会見する田久保前市長と弁護士(右)2025年7月