ミカンがぱっくりと割れる! 異例の雨の降り方が引き起こすミカンの「裂果」とは?
静岡が全国に誇る、冬の味覚・ミカン。これから旬を迎える中、異例の雨の降り方が農家も驚くトラブルを引き起こしています。
●佐々木沙羅アナウンサー:
「冬の食卓に欠かせないみかん。今年は、そんなみかんに思わぬ異変が起きています」
三ケ日みかんを栽培している、こちらの農園。東京ドームおよそ2.5個分の広さの畑で、「早生(わせ)」と「青島」、2種類のみかんを栽培しています。
●陽だまりファーム 髙橋博之さん:
「三ケ日地区では『表年』といい、今年はたくさん採れる予定」
実りの多い今年、みかんの生育に欠かせないのが「水分」です。ところが、その「水分」が、思わぬ被害をもたらしました。
●髙橋さん「こちらが裂果したミカンになります」
●佐々木アナ「パックリ、割れちゃっていますね」
ミカンが、ぱっくりと割れてしまう「裂果(れっか)」。先週から多くみられるようになったといいます。
●ON 陽だまりファーム 髙橋博之さん:
「普通だと1本の木で、1個か2個というぐらいの頻度だったが、この枝で5個割れている、そういうイメージ、全体で言うと、ほぼ割れてしまっている木もある。」
なぜ「ミカンの裂果」が多発しているのでしょうか?
●陽だまりファーム 髙橋博之さん:
「雨が降り、中の果肉が膨らんでしまって、それに対して皮が耐えられない状況になって破裂してしまう」
三ヶ日では、今月4日から8日までに、163ミリの雨を観測。9月ひと月に降る雨量の7割に相当する雨が、5日間で降りました。
高温と乾燥が続き、水分不足の状態になっていたところに、まとまった雨が降り、果肉が急激に水分を吸収したため、割れてしまったといいます。
●陽だまりファーム 髙橋博之さん:
Q割れたミカンはどうなる?
「割れてしまったら食べられないし再利用も出来ないので全て落としてしまう」
「22年くらい農業をやっているが、これだけ割れるというのは、今回初めて経験した」
こうした「裂果」は、県内に限らず和歌山県や愛媛県でも、多く確認されています。
●陽だまりファーム 髙橋博之さん:
「一生懸命栽培管理してきて畑をみたらパカパカパカパカ割れてしまっていると非常に残念。収穫量が減ってしまうことが懸念されているが、今後どうなるかは収穫してみないとわからない」