性的被害が疑われる事案があったことを把握していたのに…授業を委託した中学校の保護者説明会が開かれる スイミングスクールで、女子児童がわいせつ被害にあった事件を受け 静岡・牧之原市

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 静岡県牧之原市のスイミングスクールで、女子児童がわいせつ被害にあった事件を受けこのスクールに授業を委託した中学校の保護者説明会が開かれました。

 不同意わいせつ容疑で逮捕・送検された男は牧之原市のスイミングスクール「エースワン」でコーチを務めていました。去年6月下旬、水泳の指導中に女子児童の体を触った疑いが持たれています。

●女子児童:
「誰にも話せないことがある。殺されるかと思った。夢かと思った」

 スイミングスクールを突然辞めた女子児童。母親が娘の被害を知ったのは、それから1年経ったときでした。娘が多くを語らないため、母親は警察や市に相談します。

 その後の聞き取りで、娘が3カ月で10回以上、男に体を触られていたことが判明。母親は静岡朝日テレビの取材に応じ、心境を語りました。

●被害に遭った女子児童の母親:
「親として我が子を守ってあげられなかったという悔しさと申し訳なさで、胸が押し潰される思いでした。まだ幼い子どもが、信頼していた指導者からそのような傷を負わされ、どれほどの恐怖と困惑の中で過ごしていたかを考えると、いまでも涙が出ます。絶対に許せません」

 牧之原市教委は、このスクールに、榛原中学校の水泳の授業を委託していました。男も7月から先月までに4回指導を行っています。

●和田佳代子記者:
「これからこちらの榛原中学校で保護者説明会が開かれます。事件の経緯や状況を話す予定です」

●保護者:
「詳細と安心材料があればいいなと思って(来た)。来年度からどういった対策がされていくのか気になる」

 市教委が6日開いた保護者説明会には46人が出席。その中で、今年6月、このスクールで性的被害が疑われる事案があったことを市教委が把握していたという説明がありました。しかし・・・

●スクール代表男性:
「内部調査した結果、性的被害の事実はない」

 スクールからこう報告を受けた市教委。授業で身体接触を禁止すると約束しただけで、委託はやめなかったといいます。

●市教委:
「授業45回行う中で生徒からの訴えはなかった。あくまでも教員が」

●保護者:
「それは全員に確認したとは言えないですよね。(教員に)情報が上がってきたかどうかの確認ですね、それは説明にならないと思う」

 市教委は10月5日、生徒に水泳授業に関するアンケートを実施。しかし、これは事件発覚前に作成していて、感想などを問うもの。わいせつ行為があったかどうかは、聞いてはいませんでした。

●出席した保護者:
「不十分な内容がかなり多かった印象。質問をすれば出てくる形で質問しなかったら出てこなかった内容がいっぱいあった。そもそも説明不足」

 保護者説明会の後に行われた市教委の会見。性的被害の情報がありながら、委託をしたことに関して、加害者の特定ができなかったため、と説明しています。

●記者:
「契約する上でインストラクター名って知りたいですよね?」

●教育長:
「知りたいですよ」

●記者:
「校長に保護者に聞いてもらうなどの対応は?」

●教育長:
「結果としてはね(しなかった)」

市教委はスクールの再発防止策などを確認した上で、来年度も委託するかどうか判断することにしています。