【裁判】閉店したライブハウスを休業と偽装しコロナ助成金444万円詐取の男女 生活苦と借金返済が背景か 検察は懲役4年・3年求刑

 神奈川県に住む男女2人が営業実態や従業員の勤務実態がないにも関わらず、ライブハウスが休業したように偽り新型コロナウイルスの助成金などをだまし取った事件の裁判で検察は男について懲役4年、女について懲役3年を求刑しました。

 起訴状などによりますと神奈川県平塚市に住む会社役員の男(76)と神奈川県綾瀬市に住む警備員の女(57)は、2020年9月から2021年7月までの間に、閉店していたライブハウスが営業しているように偽り、存在しない従業員が休業したなどとして新型コロナウイルの助成金444万円をだまし取った罪に問われています。

 7日の裁判で2人は「間違いないです」と起訴内容を認め、犯行に至った経緯について男は「借金の返済のため」女は「生活が困窮していたため」と語りました。

 検察は「新型コロナウイルスの給付金などは事業主を迅速に救済すべく比較的簡易な手続きにより行われる制度設計となっていたところ、本件各不正受給はその仕組みを悪用した悪質な犯行」などと指摘。

 男について懲役4年、女について懲役3年を求刑しました。

 弁護側は2人は分割で被害金の支払いを行っていて、将来的には全ての金額を返済する意図があるとしてそれぞれ執行猶予付きの判決を求めました。

 2人は最後に犯行の後悔や犯罪を2度としないことを述べ裁判は結審しました。判決は11月25日に言い渡されます。

静岡地裁
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