津波の規模を大きくし、被害を拡大させる恐れがある「海底地すべり」が、静岡県焼津市で過去に複数回起きていたことが、静岡大学の研究でわかりました。
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 静岡大学の北村晃寿教授らの研究チームによりますと、焼津市浜当目の12の地点で地質を調査したところ、約4000年続いた泥の層から砂の層に変わる境目がみつかりました。これにより平安時代の1096年にも「海底地すべり」が起きていたことが新たに判明し、この地滑りによって地震の被害が大きくなった可能性があるということです。
 これまで焼津市では、1498年に海底地すべりが起きていたことが、市内にある寺院・林叟院の古文書に残っていました。「海底地すべり」とは、地震などによって海底斜面の堆積物が滑り落ちる現象で、津波の到達時間が早まったり、より高い津波が襲ってきたりする恐れがあります。
 東日本大震災では、津波巨大化した一因に海底地滑りの可能性が指摘されています。南海トラフ巨大地震でも、焼津市で海底地すべりが起きた場合、駿河湾全域で津波がより早く、より高く襲ってくる可能性があるといいます。
 北村教授らは、マグニチュード8クラスの巨大地震と海底地すべりが連動するかの解明が喫緊の課題であるとして、研究を進めていく考えです。

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