災害対策から復興推進へ…26人死亡の土石流災害で静岡・熱海市 今年度中に「復興まちづくり計画」策定へ

 7月に土石流災害が発生した静岡県熱海市は、22日付で災害対策本部を廃止し、新たに復興推進本部を設置しました。また、発災100日となる10月10日に追悼式を行うと発表しました。

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災害対策から復興推進へ…26人死亡の土石流災害で静岡・熱海市 今年度中に「復興まちづくり計画」策定へ

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熱海市 斉藤栄市長:「傷ついた被災地域をどうしたらいいのかという次のテーマが移っていく。(被災した)伊豆山の復旧復興に向けた取り組みを市役所、全庁をあげて、着実に進めるために復興推進本部を設置した」

 熱海市の斉藤栄市長は22日に設置した「伊豆山復興推進本部」について、24日の会見でこのように説明しました。

 市は「復興まちづくり計画」を今年度中に策定する予定で、逢初川の河川改修などハード面だけでなく、被災者のメンタル面のサポートも続けていくとしています。

 7月3日に熱海市伊豆山で発生した土石流では、これまでに26人が死亡、いまだ太田和子さんが行方不明となっていますが、捜索活動は継続します。

 この他、発災100日となる10月10日に犠牲者追悼式を執り行うと発表しました。会場は伊豆山小学校の体育館で、市長の式辞のほか、遺族による献花などが行われる予定です。