「飲みニケーション」不要が6割超 必要は少数派に 賛否の声
いよいよ忘年会シーズンを迎えますが、長引くコロナ禍で職場の飲み会、いわゆる「飲みニケーション」に対する考え方もずいぶんと変わってきているようです。
日本生命保険の調査によりますと、「飲みニケーション」について「必要」または「どちらかと言えば必要」と答えた人は全体の38.2%で、去年より16.1ポイント減少しました。
必要とする理由で多かったのは、「本音を聞ける・距離を縮められるから」で57.6%、次いで「情報収集できるから」でした。
一方、「どちらかと言えば不要」または「不要」と答えた人は全体の61.9%と、“必要派”を2割ほど上回る結果に。
理由として多かったのは「気を遣うから」「仕事の延長と感じるから」でした。
リポート:
「クリスマスに向けて街が彩られる中、まもなく忘年会シーズンを迎えます。今回の調査で飲みニケーション不要派が6割を超えました。街の人の意見は様々です」
“必要派”焼津市民(40代):
「やっぱりそういう場じゃないと言えないことがあるので、必要か必要じゃないかと言われると必要だとは思う。私はちょうど飲み会をいっぱいする世代とまったくしない世代の年齢なのでどっちの意見もわかるかな」
“不要派”掛川市民(20代):
「(Qご自身が会社の飲み会に参加されて普段の業務が円滑になったなといった経験は?)いやー、別にないかな。僕はないですね。そうじゃなくても仲良くなる人は仲良くなると思う。社員数もそんなに多くないので、そういうのをやらなくてもコミュニケーションが取れていますよね、という考えだと思う。あまりお酒に頼って本音を聞き出すみたいなのよりは、普段の生活でわかるんじゃないかなと思う」
“必要派”静岡市民(60代):
「いろんな本音が出てくるのでそういった意味で僕は必要だと思う。ここ最近なかったがコロナが収まってくれば、絶対にやるべきだと思うし、新聞によると若い人ほど必要ないと考えている方が多いらしいが、それはたぶん慣れていない、経験値が浅い部分があると思うので」
「(Q若い人たちがまだ飲みニケーションの良さに気づけていない?)そういうこともあると思う。実際に僕らの年代になると、週4日~5日くらい飲みに行っていたような、それでいろんな上司とぶつかったりして、それが(関係を)緩めたり、理解したり。ああいう雰囲気は、僕はいいなあと思う。のんべえかもしれないが」
“不要派”静岡市民(40代):
「今は不要。私は割と参加するタイプだが、今の状況を見てやめている。若い人からしたらめんどくさいかなとか、上司と一緒になんでプライベートの時間まで、というのは分からなくもない」
“不要派”掛川市民(40代):
「最近の人はそういうのはあまり強要されて行くよりかは、自分で行きたくなければ行かなくてもいいかなという考えの人が増えてきたのかな、と。世代によってそういうのに参加する人が多い世代とそうでない世代とギャップはあると思う」