「ウーブン・シティ」の開発拠点に地元静岡・裾野市の高校生が潜入 鋭い質問や提案に担当者は「素晴らしいですね…」

自動車メーカー・トヨタが静岡県裾野市に開発を進めている未来型実験都市「ウーブン・シティ」。その開発拠点となる都内のオフィスに地元・裾野市の高校生が潜入。様々な発見があったようです。

「ウーブン・シティ」見学会に高校生が参加

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「ウーブン・シティ」の開発拠点に地元静岡・裾野市の高校生が潜入 鋭い質問や提案に担当者は「素晴らしいですね…」

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根方ゆき乃記者:「ここがそのオフィス。社員が立ち乗り電動二輪車で1周200メートルのフロアを行き来している。夢のようなオフィス」

 電動二輪でスイスイ…。こちらが「ウーブン・シティ」の開発拠点です。先週、都内のオフィスで行われた一般市民向けの初めての見学会。参加したのは裾野市の不二聖心女子学院の高校生10人です。

ウーブン・プラネット・ホールディングス
ジェームス・カフナーCEO:「私たちのオフィスにお招きする機会があって、とてもよかった。私たちは人々を助ける技術を開発しています」

 今回のオフィスツアーは、ウーブン・プラネット・ホールディングスが地元の高校生に理解を深めてもらおうと企画。

 トヨタが裾野市に計画する「ウーブン・シティ」。広さは東京ドームおよそ15個分。(敷地面積70万平方m)2年後から3年後にオープンする予定で、世界中から集まった研究者や一般住民など2000人以上が生活する予定です。
 世界中から集まったエンジニアなど社員は1600人余り、社内の公用語は英語です。事業を担うこのオフィスの最高経営責任者=ジェームス・カフナーCEOは、高校生に「次世代の若い人たちの望みになるような場所にしたい」と想いを語りました。

物流システムの開発現場で鋭い質問が…

画像1: 物流システムの開発現場で鋭い質問が…

ジェームス・カフナーCEO:「では、楽しんでください!」

 まず向かったのは、自動運転やAI技術などが駆使された物流システムの開発現場です。

担当者:「夜勉強していて、シャーペンの芯がなくなったとか消しゴムがないと困っている時も、スマホのアプリでボタンを押すとロボットが買ってきて、部屋のポストにポンと入れてくれるから、その間に他の勉強ができる。テストって追い込むもんね」

 20分の1のスケールの模型を使いながら、現時点の構想などが説明されました。ここではこんな質問が…

画像2: 物流システムの開発現場で鋭い質問が…

高校生:「ロボットが運んで来ると聞いたが、送料高そうだなと思って。金銭的に余裕がある人じゃないとウーブン・シティに住めない?」

担当者:「そんな風にはしようと思っていないので大丈夫(笑)。ウーブン・シティは実証実験の街という意味もあるので、まだ価格とか決まっていないので何とも言えないが、お金持ちでないと住めないとかいう街にはしたくないと思っている」

ロボットの活用に高校生から提案も

続いてはウーブン・シティの住宅の部屋を再現した場所。高校生を出迎えたのは人の生活を支援するロボットです。

担当者:「(配達物が)家まで来たら、この子が受け取って家の中で棚の中にしまってくれるとか、そういうことができるといいなと思って」

画像: ロボットの活用に高校生から提案も

 開発途中と言えどロボットのすごさを実感…。さらにこちらのロボットは、狭い空間でも自由に動き回ることができ、物を掴むことのできる腕もついています。実際にどんなロボットがあればいいか、エンジニアから高校生に逆質問も。

高校生:「ある程度誰も届かないだろうなという高さのところにも、こういうものがつけば、そこに収納を付けられる。それがあればもっと家の収納を増やせるし、老人でも子どもでも物が取れるようになるので、もっと便利というか家という空間を有効活用できるのではないかなと思った」

担当者:「素晴らしいですね。まさにそれですよね…」

未来都市への期待

3時間にわたり目いっぱいオフィスツアーを満喫した高校生。未来都市への期待が高まったようです。

不二聖心女子学院3年 
芹澤愛香さん(17):「人間が生きやすい世界になるために開発されている場所なので、私も実際にいつかあそこに住んでよりよい街を作っていくために貢献したい」

同3年 
亀和田凛さん(17):「トヨタの最先端の技術に囲まれた機械重視のイメージがあったが、きょうウーブン・シティを見て人中心の都市だなと思った」

ウーブン・アルファ
山田勝信ディレクター:「こちらもしっかり幸せの量産を目指す街を作るというところに、嘘はつけないというかある意味プレッシャーをいただいた。今回を機に若い世代にどのように共感していただけるか、若い世代がウーブン・シティを一緒に作っていきたいと思っていただけるような取り組みを考えていきたい」