ニュースを見て詐欺に気付いた…70代女性が特殊詐欺で2480万円被害 口止めされ相談できず 静岡・焼津市
静岡県焼津市に住む70代の女性が、玄関に2480万円の現金を置いてだまし取られる詐欺被害がありました。女性は2週間近くだまされたことに気付きませんでした。
特殊詐欺の被害にあったのは、焼津市に住む無職の70代の女性です。焼津警察署によりますと、女性は1月30日に警察官や検事を騙る男らから「暴力団員の自宅にあなた名義の携帯電話と通帳があった」「あなたが事件の共犯者として浮上した」などと電話があり、さらに「あなたが関係ないことを証明する」「通帳にある現金の紙幣番号を調べるから、毎日限度額まで出金してほしい」などと言われました。女性は指示に従い、4月29日までに金融機関から合わせて2480万円を出金し、この日の午前10時ごろ、指定された自宅の玄関の外に現金を置いたところ持ち去られたということです。
女性は2週間近くだまされたことに気付きませんでしたが、12日に同じような手口の詐欺被害のニュースをテレビで見て、警察に相談し事件が発覚したということです。女性は男らから口止めのようなことも言われたため、誰にも相談できなかったということです。
警察は「警察で現金を預かるは詐欺」と注意を呼び掛けています。
