スパイス香るインドの村へ、地下街で一瞬の旅 静岡市「シヴァのカレー 紺屋町店」

静岡市の中心街、紺屋町の地下街にオープンしたばかりの「シヴァのカレー 紺屋町店」。インド・北部の郷土料理と文化にインスピレーションを受けた一軒だ。店主がまず薦めるのは、現地で広く親しまれている「マトンカライ」。カライとは鉄板の意。ピーマンやタマネギとともにマトンをホールスパイスで香ばしく炒めた一品で、いわゆる“マトンカレー”のような汁気は少なく、ドライな仕上がり。羊肉特有のクセも抑えられ、スパイスの芯の強さと香りが立ちのぼる。

マトンカライ(1155円)
マトンカライ(1155円)

肉の旨みをガツンと受け止めるのが、全粒粉で仕立てた「ラッチャパランタ」。生地に層を織り込むようにして焼き上げるタンドールパンで、香ばしさと素朴さが共存する。

ラッチャパランタ(440円)
ラッチャパランタ(440円)

夏にふさわしいのが「レモンライス」だ。炒めたマスタードシードとピーナッツの香りをまとわせ、インド米・バスマティライスをレモンの風味でさっぱりとまとめている。ひと口運ぶごとに、酸味とスパイスの香りが交互に押し寄せる。

レモンライス(550円)
レモンライス(550円)

さらに、インドの屋台料理として愛される「サモサチャート」も見逃せない。ジャガイモを揚げたサモサをほぐし、ヨーグルトと2種のソースをかけて、スパイス香る刻み野菜を混ぜ合わせて食す一皿。スプーンでひとすくいすれば、甘み・酸味・辛味・香ばしさが一体となって広がる。

サモサチャート(517円)
サモサチャート(517円)

トロトロチーズコフタもインド定番のストリートフード。スパイスで味付けしたジャガイモを包み揚げている。チーズの入ったコロッケをイメージすると分かりやすいだろう。ただ食感や味は日本のそれとはまったく異なる。食せばインドが口に広がるはずだ。

トロトロチーズコフタ(1045円)
トロトロチーズコフタ(1045円)

静岡に居ながら、本気のインドを味わえる。そんな旅気分を、地下でひっそりと体験できる場所だ。

スパイス香るインドの村へ、地下街で一瞬の旅 静岡市「シヴァのカレー 紺屋町店」

シヴァのカレー 紺屋町店
静岡市葵区紺屋町7-7サンピアレビル地下1階
TEL 054-251-0075
営 11:00~15:00/17:00~23:00(L.O.22:00)
  土日11:00~23:00(L.O.22:00)
休 なし
Pなし