熱海土石流災害の遺族らが静岡県や土地所有者らに損害賠償を求めている裁判で関係者の証人尋問が始まる 前の土地所有者は…
熱海土石流災害の遺族らが、静岡県や土地所有者らに損害賠償を求めている裁判で、関係者の証人尋問が始まりました。前の土地所有者は何を語ったのでしょうか?
2021年に発生し、28人が犠牲になった熱海土石流災害を巡り、
遺族や被災者は県や熱海市、土地の今と前の所有者らに損害賠償を求めています。
進士陸斗記者
「午前9時半すぎです。原告ら9人が静岡地裁沼津支部に入ります。」
裁判は24日から6回にわたる証人尋問が始まり、24日午前には崩落の起点となった現場に盛り土をした業者が出廷。
土地の前所有者から依頼されて土砂を搬入したと証言。
盛り土の高さについて「行政側から指導されることはなかった」などと述べました。
土地の前所有者は
そして午後には。
進士陸斗記者
「午後0時50分です。前土地所有者を載せた車が静岡地裁沼津支部に入ります。」
土地の前所有者は原告側から盛り土行為に主体的に関わり、行政指導を受け、ずさんな工事の実態を認識していたにも関わらず、安全対策を取らなかったと指摘されています。
裁判で盛り土が崩れることを想定できたか問われた土地の前所有者は。
土地の前所有者
「ありません」
土地の前所有者側の代理人弁護士
「なぜそう言える?」
土地の前所有者
「私たちは過程がどうあれ、市の指導を順守していた。市から災害的な注意はありませんでした」
また、土地の前所有者は、土地を盛り土業者に貸していたという認識だったと証言。
指導を守らず災害防止措置が取られていないと通知した市の文書を見せられると「業者がやるべきことだ」と述べました。
その上で、盛り土業者と交わした発注書は偽造されたものだと語りました。
また、発災後、反省や心の痛みがあったのかを問われた土地の前所有者は、「心の痛みは感じた反省は無い」と発言。
原告側は
24日の裁判を終えて原告側は…。
遺族は
「復興とか復旧は私にしたら二の次のことで、まず原因がまだ済んでないので、そこのところを市長を呼んではっきりしてほしいというのが一番の願いです。きょうはいい茶番劇を見せてもらったというか、本当に何とも思ってないんだなって、自分のしたことが。15メートルのことも知らないっていうのは、まったく素人よりもひどいんだなということが分かって、びっくりしました。」
旧原告団の弁護士は
「そういった方が所有されていたということで、この土石流は起こるべくして起きてしまったのではないか。まさに人災だったんじゃないかという確信を強めた」