「感染が収束したわけではない」 静岡県病院協会・毛利会長 春休み明けの感染増加を警戒

 静岡県と県病院協会は会見を開き、気を緩めることのないよう注意を呼びかけました。

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「感染が収束したわけではない」 静岡県病院協会・毛利会長 春休み明けの感染増加を警戒

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 まん延防止措置の解除後、初めて開かれた全国知事会で川勝平太知事は―

静岡県 川勝平太知事:「現在のまん延防止等重点措置は飲食店に対する営業時間の短縮要請や酒類の提供停止要請が必須となっていますけれども、発生状況をみますと感染拡大の中心が教育施設・高齢者施設等に移っていて、飲食店以外で感染者が多数発生しています。政府におかれましては変異株の特性、感染状況の変化に応じた有効な対策を示していただき、その中から都道府県が適時適切な対策を選択できるように基本的対処方針の見直しを行ってください」

県と病院協会の共同会見では…

 24日に静岡県で確認された新型コロナの新規感染者は1012人。1日の感染者としては6日ぶりに1000人を超えました。こうした中、県と県病院協会が共同で会見を開きました。

県健康福祉部・後藤幹生参事:「(新規感染者数は)3連休明けにやや角度がついて下がってきた感じがございますが、3連休で検査が少なかったためかもしれませんので、県としましては今週終わりから来週1週間の下がり具合を注視しているところです。直近では0.8台と実効再生産数も2カ月ぶりぐらいに下がってきたところになります」

県病院協会・毛利博会長:「BA.1については、たぶんピークは越えてきただろうと判断しています。問題なのはやっぱりBA.2の方でして、オミクロン株BA.2のまん延というのが出てくると、これはやっぱり春休みが終わったころに感染がまた爆発的に増加してくる可能性というのは排除できない」

 ただ、毛利会長は「感染が収束したわけではない」と強調しました。

県病院協会・毛利博会長:「BA.2がしっかりしていて、これが第7波になるのか、第6波から今ちょっと下がりかけたところがまた上がってくるのか、まだ予測ができません。県民におかれましては、まだ感染が収束したわけではないということを強く訴えておきたいと思います」