成人3人分の致死量…筋弛緩剤1本紛失 鍵のついた場所に保管していたが…静岡市立清水病院

 静岡市立清水病院は全身麻酔などに使用する筋弛緩剤1本が、3月31日夕方から所在がわからなくなっていると発表しました。

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成人3人分の致死量…筋弛緩剤1本紛失 鍵のついた場所に保管していたが…静岡市立清水病院

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 所在不明となっているのは、全身麻酔の手術などに使用する筋弛緩剤・ロクロニウム1本50ミリグラムです。病院によりますと、31日午後4時半ごろ、看護師が点検をしていたところ、朝には確認されていた筋弛緩剤が1本足りないことに気づいたということです。

 今回紛失した筋弛緩剤は、成人3人分の致死量で、鍵のついた場所に保管されていました。

 病院は現時点で悪用された事実は確認されておらず、誤って廃棄をしたり盗難された可能性を考えて捜索を行っているということです。

 清水病院の上牧務院長は「市民や患者に不安を与えていることに対し、病院長として遺憾。警察の協力のもと捜索に全力を尽くす」としています。

(4月1日放送)