「考えるより先に手足が動いた」…人命救助の高校生に感謝状 事故で車内に閉じ込められた女性と6歳の子ども助ける 静岡・沼津市
2月静岡県沼津市で発生した交通事故で、車内に閉じ込められた2人を救助した高校生に警察から感謝状が贈られました。
沼津警察署 吉田光広署長:
「交通事故の現場において積極的な救助活動を行い、更なる交通事故の危険防止に寄与されました。ここにその功労を称え、感謝の意を表します」
沼津警察署で感謝状が贈られたのは、桐陽高校2年の佐野颯太さん(17)です。
佐野さんは2月下校中に、沼津市寿町付近でダンプと普通乗用車が衝突する事故に遭遇。大破した乗用車に50代の女性と6歳の孫が閉じ込められていたため、助手席側のドアから2人を救助しました。
その後車の部品やポールなどが道路に散乱していたため、回収作業に当たったということです。
閉じ込められた2人は軽傷でした。
桐陽高校2年 佐野颯太さん:
「大きい音がして、最初3人くらいの男性が救助していて気づいたら自分も一緒に片付けていたという感じ。車の中で小さい子がおびえていたのを見て、すごいかわいそうだなと思って、考えるよりも先に手と足が動いた」