必要な手続きなしに入所者に虐待行為 老人ホームに改善命令 静岡・沼津市

静岡県沼津市の老人ホームで職員が入所者に対し、必要な手続きを取らずに体を拘束するなどの虐待行為を行ったとして、市は運営する事業者に改善命令を出しました。

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必要な手続きなしに入所者に虐待行為 老人ホームに改善命令 静岡・沼津市

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 改善命令を受けたのは沼津市岡宮の老人ホームを運営する「株式会社フレミア」です。

 市は去年12月関係者から情報提供を受け、施設の立ち入り検査を行った結果、職員が8人の入所者に対し身体を車いすに固定したり、ベッドを柵で囲ったりするなど、4つの虐待行為が明らかになりました。

 市によりますと入所者の身体を拘束する場合、記録を残したり、職員の定期的な研修を行ったりするなど、手続きが必要ですが、施設は「手のかかる方がいるので仕方がなかった」として、手続きを取っていなかったということです。
市は事業者に対し、6月30日までに改善報告書の提出を求めています。