箱根西麓を守ろう…山林火災に対応した「可搬式消防ポンプ」を消防団に貸与 静岡・三島市

 山林火災に対応する特別な機材が、静岡県三島市など6つの市と町で作る組合から、三島市消防団へ貸与されました。

 消防団への機材の貸与は1997年に初めて行われ、2001年からは毎年継続されています。貸与式には、三島市など6つの市と町で作る箱根山組合の管理者である豊岡武士三島市長をはじめ、関係者8人が出席しました。

 山林火災は、地理的条件により消火活動が困難な上、焼失面積が大きくなる危険性があります。今年は消防用車両が進入できない狭い所でも消火活動が可能となる「可搬式消防ポンプ」一台が貸与されました。

 豊岡武士市長は、地域の財産である箱根西麓の災害予防の向上につなげていく狙いを伝えていました。

三島市消防団 水口勇団長:「全国的にみると、たばこのポイ捨てとか人的なミスにより一番の山火事の原因になっているので、山に入る人はたばことか火の始末をしっかりするようにお願いしたい」