より実践に近く…解体される旧庁舎で消防訓練 「作業員が宙づり」「地下から出火」など想定 静岡・島田市

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 静岡県島田市では、27日から解体工事が始まる市役所の旧庁舎を活用し、消防訓練が行われました。

 この試みは、普段使う消防署の訓練棟ではなく、実際の建物を利用した実践に近い訓練で、連携の強化や技術の向上を図ろうと行われました。

 島田市役所の旧庁舎を4日間借りて行われた訓練は24日が最終日。静岡市消防局の池田悦章消防局長や染谷絹代島田市長も訓練を見守りました。

 階段の蛍光灯を交換中に男性が転落、また外壁点検中の作業員が宙づりになったなどの想定で、救助・搬送訓練が行われました。また、地下での出火を想定した訓練では、ガス検知器を使い有毒ガスや酸素濃度を測りながら消防隊が内部に進入。スポット注水で内部の温度を下げて出火場所に近づき消火作業を行いました。

静岡市消防局 池田悦章消防局長:「安全管理・迅速さ・確実さ、3つを網羅した活動、訓練ができたと思っています」

染谷絹代島田市長:「安全第一でしっかり人命救助、市民の安全安心を守るための活動をしてほしいと」