【特殊詐欺】「金融機関が最後の砦」…金融機関が警察と連携して被害防止の啓発活動 静岡市

 年末に向けて特殊詐欺の被害を防ごうと、金融機関と警察がJR静岡駅で啓発活動を行いました。

 参加したのは、県内の金融機関などでつくる連絡協議会のメンバーや警察官で、駅を利用する高齢者を中心に詐欺の手口が書かれたチラシやティッシュを配りました。年末に向けて被害の増加が予想されるため、防犯意識を高めてもらうのが狙いです。

 県警によりますと、県内の詐欺被害件数は15日時点で344件、被害総額は7億3400万円あまりで、およそ8割が65歳以上の高齢者ということです。

静岡県銀行協会 笹本昭裕総務部長:「金融機関が最後の砦と言われておりますので、窓口では声かけをしっかりする、本人確認をしっかりするという中で、少しでも阻止できればと」

 県内で金融機関が警察と連携して啓発活動を行うのは今回が初めてです。