ドライブレコーダーがとらえた恐怖の瞬間 飲酒運転で前方の車に追突「さっきまで飲んでいた」
18日富士市で飲酒運転をしたとして30歳の男が逮捕されました。発覚のきっかけは追突事故。その瞬間をドライブレコーダーが捉えていました。
こちらは18日午後1時ごろ、富士市鮫島を走る車のドライブレコーダーの映像です。
赤い車が交差点を通り越して後方から向かってきたその時、勢いよく追突しました。
追突された女性は
追突された車を運転していた女性:
「ドスンって音がした。一歩間違えれば私も母も死んでいたかもしれないので、恐怖で運転するのも怖い」
追突された車には、運転をしていた49歳の女性のほか、後部座席には女性の母親(76)が乗っていて、いずれも頸椎捻挫のけがをしました。
赤い車は、交差点を通り過ぎたとき、対向車線にはみ出しているようにも見えます。
運転をしていた女性は、事故の前この赤い車にあおり運転をされているようだったと話します。
追突したのは自称会社員の男
追突された車を運転していた女性:
「ちょっと前から赤い車が後ろから近づいたり、離れたり、変な動きをしているのがわかった。とにかくグーンと 来たりするのが怖かった」
この赤い車を運転していたのは、富士市田子の自称・会社員の男(30)です。男は普通乗用車を酒気帯び運転をして、追突事故を起こしたとして逮捕されました。
『さっきまで飲んでいた』
追突された車を運転していた女性
「(衝突後)しばらくして相手(容疑者)が降りてきたら顔が真っ赤。その後、『飲んでいるよね?』と聞いたら、『さっきまで飲んでいた』と答えた」
現場に駆け付けた警察官が、男から酒のにおいがしたため、呼気を検査したところ基準値を越えるアルコールを検出。
男に同乗者はいませんでした。
9カ月待ってやっと来た新車
女性が運転していたのは、3月に納車したばかりの新車。恐怖と同時に悔しさも滲ませます。
追突された車を運転していた女性:
「9カ月待ってやっと来た新車でぶつけられて悔しいし、事故のことを思い出すと、今でも手が震えるし、衝撃がすごかったので、飲酒運転しないでほしい」