スプリンクラー事故は加圧配管の漏水が原因か 市の事故調査委員会が中間報告 静岡・裾野市

静岡県裾野市で去年9月、スプリンクラーが突然動き楽器などが水浸しになった問題で、事故調査委員会は加圧配管に漏水があると人的操作がなくても放水される可能性があると発表しました。

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スプリンクラー事故は加圧配管の漏水が原因か 市の事故調査委員会が中間報告 静岡・裾野市

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 去年9月裾野市民文化センターの大ホールで楽団のシンフォニエッタ静岡がリハーサルを終えたところ、突然スプリンクラーが動き舞台や楽器が水浸しになりました。

 この問題について裾野市は去年、専門家など第三者で構成される事故調査委員会を設置して、点検業者への調査や実証実験などを行ってきました。

 調査委員会は29日、通常水を送り出す部分は圧力の掛け方で開閉が制御されるものの、この加圧配管に一定の漏水があった場合、人的操作がなくても放水されてしまう可能性があるとする中間報告をまとめました。

 委員会は今後、この加圧配管への漏水の有無などを調べ、6月末までに最終報告書を市に提出する方針です。

 裾野市の村田悠市長は中間報告を受け「原因究明のため、今後とも調査に協力してまいります」とコメントしています。

 スプリンクラーが動いた原因を巡っては、被害を受けた楽団シンフォニエッタ静岡も先日開いた会見の中で、同じ「加圧配管」への漏水が原因である可能性を指摘していました。