【能登半島地震】発災から1週間 被災地を歩く石川県輪島市
能登半島地震から1週間。被災地には雪が積もりました。8日午後2時の時点で、死者は168人、323人の行方が
わかっていません。
6日
被災地で取材を続けている静岡朝日テレビの記者は、被害が大きかった輪島市へ。
和田佳代子記者: 石川・輪島市三井町
「輪島市三井町の山間部を走っています。目の前には土砂崩れの影響で木や電信柱が倒れています。左側には乗用車ぐらいでしょうか、かなり大きな岩が道路の片側を塞いでいます。」
山間部では、道の至る所で土砂崩れが発生、片側交互通行を余儀なくされ渋滞が発生していました。
和田佳代子記者: 石川・輪島市宅田町
「こちらのスーパーは、当初は食料品など一人10個までと制限をかけながら販売していましたが、水やトイレットペーパーなど一部の商品を除いて、きょうから制限なく、買い物ができるようになりました。」
こちらのスーパーは、営業を再開できたのは4日から。
店内は天井が落ち、足の踏み場もないほど商品が散乱。
余震もあって危険なため、出入口付近ですぐに避難できるフードコートを仮設の売り場にしました。
4日の初日には午前8時の時点で40人ほどが並んでいたため、開店を1時間早めてオープン。
客の要望で衣料品や携帯電話の充電器なども用意しました。
輪島市民 60代:
「大きいホッカイロ(を買った)、夜すごい寒いので、あと普段使ってなかった携帯のガスコンロ。久しぶりにガス取り出したが、駄目になっていてこれがあったのですごい助かって、何かあ温かいお湯沸かせるから、ガスプロパンとかが倒れちゃって使えないので、これはすごい役に立つ。」
帰省中に被災した兄弟:
「避難所は今電気は来ているが、水がない状況なので、そこだけ皆さん協力してトイレが一番不便。ルールを作って少しでも快適にできるように何とか被災者の皆さんと協力し合って今やっている。」
発災から8日で1週間。
地震による死者は168人、323人の安否がわかっていません。(8日午後2時時点)