【袴田事件】今年最初の再審公判 弁護団は複数犯による犯行だと主張する方針

1966年旧清水市で起きたいわゆる袴田事件の再審は、今年最初の公判が静岡地裁で開かれています。

 袴田巌さんは1966年旧清水市で一家4人を殺害したとして、死刑が確定しています。

 今年最初の再審公判を前に、袴田さんの姉ひで子さんは。

ひで子さん
「気持ちは12月から続いているから、別にあまり変わりない。5月22日終わるって言うので、やっぱりうれしい。ほっとする」

 裁判は午前11時に開廷し、弁護団が犯行着衣とされる5点の衣類にできた損傷が、袴田さんの自白に沿って捜査機関が作ったものだと主張しました。

 午後には被害者4人が縛られていたとする写真を裁判官らに示し、複数犯による犯行だと主張する予定です。