「お金に執着していた」…看護学校職員が同窓会の通帳から62万円着服し懲戒免職 静岡・袋井市
静岡県袋井市の看護学校で同窓会の役員を務める職員が、同窓会の預金通帳から私的流用や着服を行ったとして、懲戒免職となりました。
4日付で懲戒免職となったのは、袋井市の東海アクシス看護専門学校同窓会の役員で、教務課に勤務する職員です。袋井市などによりますと、この職員は去年6月に個人の支払いのために同窓会の預金通帳から100万円を一時的に私的流用したほか、2016年12月から去年11月までの7年間で、支払い金額を改ざんするなどし、38回にわたり62万円あまりを着服しました。不審に感じた同僚職員から副校長に報告があり、事実確認をして発覚しました。学校の調べに対し、職員は着服を認め、「お金に執着していた」などと説明している
ということです。
着服金は全額返済されていることから、同窓会は被害届を出さないとしていますが、看護学校は4日付で職員を懲戒免職としました。
管理者の大場規之袋井市長は「学校医療関係者の皆様の信頼を失墜させ、心からお詫び申しあげる。看護師を養成する養成機関として、自覚と緊張感をもって職務に専念するよう周知徹底を図ってまいります」とコメントしています。