静岡市職員が減給処分 時間外手当を不正に受給
静岡市は時間外勤務を過大に申請し、時間外手当を不正に受給したとして、職員1人を懲戒処分にしたと発表しました。
5月30日付けで、減給10分の1(1か月)の処分を受けたのは、駿河区役所に勤務する30代の男性職員です。
静岡市によりますと男性職員は、2022年度に、時間外勤務を70回にわたり、合計36時間45分過大に申請し、7万7672円の時間外勤務手当を不正に受け取ったということでです。
静岡市では職員が午後6時以降に退庁する場合、退庁時間を記録することになっていますが、この記録と時間外勤務の申請が異なっていたため、男性職員の不正が判明したということです。
男性職員は静岡市の聞き取りに対し、過大に申請したことを認めていて、「別の日の時間外勤務を付け替えした」と話しているということです。男性職員は2024年3月に、不正に受給した時間外手当を全額返納しています。
この件で男性職員を管理監督する立場にあった職員2人も、訓告の処分をうけたということです。