「責任能力ある」鑑定した精神科医が証言 友人を殺害した罪に問われている男の裁判 静岡地裁沼津支部
検察審査会の議決を受け、一転、殺人罪で起訴された男の裁判員裁判で、男を鑑定した医師の証人尋問が静岡地裁沼津支部で行われました。
被告の男(40)は2021年5月、静岡県富士市の自宅で友人の男性(37)を金属バットで殴り、殺害した罪に問われています。
12日の公判では、男を鑑定した精神科医2人が証言に立ちました。
2人の医師はともに男が覚醒剤を原因とする精神疾患がなどあり、それによる幻覚などが犯行のきっかけになったと指摘しました。一方で、自首をしていることなどから「ある程度合理的な行動や判断ができていた」と責任能力はあるとの見解を示しました。