静岡県内で投資詐欺相次ぐ 牧之原市の男性が1600万円だまし取られる

 静岡県内で投資を巡る詐欺被害が相次いでいます。SNSで知り合った人物に投資を勧誘され、藤枝市の70代男性が5700万円を、牧之原市の40代男性が1600万円をだまし取られました。

 藤枝市に住む70代の男性は、4月上旬ごろLINEの投資グループで知り合った金融アナリストなどを名乗る人物から株式投資を勧誘されました。

 男性は7月上旬から8月下旬にかけて、指定された複数の口座に十数回にわたって合わせておよそ4700万円を振り込んだということです。その後もうけた金を引き出そうとしたところ、サービス料などを要求されさらに1千万円を振り込みましたが引き出せず、被害に気づいたということです。

 一方、牧之原市に住む40代の男性は7月上旬、マッチングアプリで知り合った女性を名乗る相手から「円安の損失を回避できる」などと投資を勧誘されました。

 男性は8月下旬までにFX取引の名目で10回以上にわたり、複数の口座にあわせて1600万円を振り込んだということです。投資アプリ上では利益が出ていましたが引き出せなかったため、弁護士に相談して被害が発覚しました。

 警察は「SNS上で知らない相手から投資の話が出たら詐欺」などと注意を呼び掛けています。