懲役2年6カ月を求刑 盗んだトラックでカーチェイス パトカーに衝突 被告は起訴内容認める 静岡地裁浜松支部
静岡県掛川市で、盗んだトラックでパトカーに衝突した罪に問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
<トラック突っ込んで来る>
「死ぬでこれ!死ぬ!死ぬ!」
起訴状などによりますと、広島市の無職の男(54)は9月、広島県福山市の運送会社からトラック1台を盗み、その後、掛川市で運転していたトラックを捜査車両に衝突させた罪などに問われています。
地裁浜松支部で開かれた19日の公判で、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察は「妻と口論になったあと自暴自棄になり、犯行は短絡的で身勝手」。「3時間118キロにわたって逃走し、悪質で酌量の余地はない」と指摘。懲役2年6カ月を求刑しました。
一方、弁護側は「被告は深く反省し弁償の意思がある」と主張し、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は来月9日に言い渡されます。