息子の偽装結婚に協力した疑いでペルー国籍の父親を逮捕 息子が長期間在留可能となる資格を得る目的か

ペルー国籍の息子の偽装結婚に協力したとして、静岡県富士宮市に住む父親が逮捕されました。

 電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕されたのは、富士宮市羽鮒に住むペルー国籍で飲食店経営の男(46)です。

 警察によりますと、男はすでに逮捕されているペルー国籍の息子(27)と日本国籍の女(29)と共謀し、2023年8月婚姻の意思がないのに息子を夫、女を妻として婚姻届けを提出し、富士市役所の職員に対し女の戸籍にうその情報を記録させた疑いがもたれています。
 
 先に逮捕されていた偽装夫婦2人の取り調べで、男が関与した疑いが発覚したということです。

 男は2002年から日本に来ていて、「定住者」の在留資格を持っていました。

 犯行はペルー国籍の息子が長期間在留可能となる日本人配偶者の資格を得る目的だとみられていますが、警察は男がどのように協力したかは今後の捜査で明らかにするとしています。

富士警察署
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