消防士が死亡したビル火災 最終報告書を3月13日に公表へ 消火活動の様子を全面公開する方針 静岡市消防局

3年前静岡市で消火活動中の消防士が死亡した火災で、静岡市消防局は3月13日に最終報告書を公表する方向で調整していることがわかりました。
2022年、静岡市葵区呉服町で発生したビル火災では、消火活動にあたっていた駿河消防署の消防士山本将光さん(当時37)が死亡しました。
事故を受け静岡市消防局はおととし8月原因を検証した事故調査委員会の調査報告書を公表したほか、静岡市が去年2月独自に行った検証結果を報告していました。
関係者によりますと、静岡市消防局は3月13日記者会見でこれまで公表していなかった証言などを含む最終報告書を公表する方向で調整しています。
活動の様子を記録した映像は、これまで一部のみ公表されていましたが全面公開する方針で、映像には店舗関係者から火元の情報を聞いていたにも関わらず、誤った活動を続ける様子が記録されているということです。
また、消火活動時に使われていたビルの図面が古く、火災発生時の構造と異なっていたことも明らかになったということです。