「人の心に残るような裁判をしたい」静岡家庭裁判所の新所長が会見

静岡家庭裁判所の新しい所長が会見を開き、「人の心に残るような裁判をしたい」と抱負を述べました。新所長は「足利事件」の再審で無罪判決を出しています。
静岡家裁の佐藤正信新所長は宇都宮市出身の63歳です。1993年に裁判官となり主に刑事事件を担当し、東京高裁や高松高裁などの判事を歴任しました。
2010年には宇都宮地裁の裁判長として「足利事件」で無期懲役確定後に釈放された菅家利和さんに、再審で無罪を言い渡しています。
●静岡家裁 佐藤正信新所長:
「裁判という(のは)人生に重大な場面で受けることになる。その裁判で人の心に残るような裁判をしたい」
静岡に赴任するのは地裁の判事として着任した2014年以来2度目だということです。