女性患者に対しわいせつな行為をした罪などに問われた医師の男に懲役7年6カ月の実刑判決 静岡地裁浜松支部
診療に来た女性患者に対しわいせつな行為をした罪などに問われた医師の男に、静岡地裁浜松支部は懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
判決によりますと、静岡県掛川市の中東遠総合医療センターの小児科診療部長の被告(44)は、2017年12月から2023年6月にかけて、診療に来た当時10代の女性患者4人の胸などを触ったり、4人を含む10人の女性患者の裸やわいせつな行為の様子を携帯電話で動画を撮影したとされています。
9日の判決公判で静岡地裁浜松支部の来司直美裁判官は、「医師の立場を利用した犯行は、自身の性欲を満たすためで卑怯で悪質」「被害者が被った精神的苦痛は大きい」と指摘しました。
一方で「9人の被害者に合わせて750万円の賠償金を支払い、医師として活動する見込みはなく、再犯の恐れがない」として懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
