無免許運転で東名高速に車を落下させそのまま逃げていた男を逮捕 男は過去のひき逃げ事件で免許取り消しに 浜松市中央区
1日無免許運転で東名高速に車を落下させ、そのまま逃げていた男が2日逮捕されました。男は過去のひき逃げ事件で免許取り消しになっていたことが捜査関係者への取材で明らかになりました。
船引とわ記者
「男が運転していた車はこの道を南に進み、こちらのガードレールにぶつかった。ガードレールは根本から折れ、奥のフェンスもぐにゃぐにゃに曲がっている。また、転落したのり面は角度がかなり急で斜面というより、まるで壁のよう。」
1日午後1時半ごろ、1本の通報が警察に入りました。
「東名高速道路に車が落ちた。横倒しだ」
現場は浜松市中央区初生町。
警察によりますと、乗用車はフェンスを突き破って、高速をまたぐ橋のわきから東名高速上り線の路側帯に転落しました。

現場近くの住民
「いきなり「グシャ」というか「ギャッ」みたいな音が、金属の塊を潰すような音がして、その後「ダーン」と地面に叩きつけられるような音がした。」
消防によりますと、車には8歳の女の子と7歳の男の子、運転手の、合わせて3人が乗車していたといいます。
姉弟2人にケガはありませんでしたが・・・
現場近くの住民
「人が下(高速道路)から上ってきて、それが運転手の方だったらしいんですよ。」
住民によると、運転手は子どもたちに「そこにいろよ」と声をかけ、北の方向へ歩いて逃げていったといいます。

警察は防犯カメラの映像を確認するなどして運転手の行方を捜していましたが、きょう午前・・・
船引とわ記者
「運転手の男は、こちらの駐車場に1人でいたところを逮捕されました。」
警察は事故現場から数キロ離れたホテルの駐車場で自称・御前崎市佐倉の無職の男(47)を無免運転などの疑いで逮捕しました。
男が容疑を認めているかどうか警察は明らかにしていません。
捜査関係者によりますと男は2014年にひき逃げ事件で逮捕されていてその際に免許取り消し処分になったということです。
また、車に乗っていた姉弟は男の内縁の妻の子どもで、捜査の結果、事故現場にブレーキ痕はなかったということです。
警察は車が転落した経緯などについて、詳しく調べています。
