静岡県内水難事故相次ぐ 静岡市の安倍川で高齢男性が流され救助されるも搬送先の病院で死亡を確認

静岡県内では水難事故が相次ぎ、静岡市の安倍川では高齢男性1人が流され救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。

坂井剣一郎:
「男性は安倍川河口付近から東へ400メートル進んだこのあたりで救助されました」

 12日午前10時半ごろ静岡市駿河区中島の安倍川の河口付近で、「助けを求めるような声を聞いた。男性が沖合に流されている」などと、釣り人から警察に通報がありました。

 流されたのは静岡市駿河区登呂の無職の男性(77)で、通報からおよそ30分後に消防の水難救助隊が男性を救助しましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。

静岡市安倍川河口
静岡市安倍川河口

 一方、静岡県川根本町では午前10時すぎ大井川の支流の「関の沢川」に渓流釣りに来ていた人から「友人が流された」などと消防に通報がありました。

 消防などによりますと、流されたのは浜松市中央区の29歳の会社員の男性で、通報からおよそ1時間半後に静岡県の防災ヘリで救助され病院に搬送されました。

 けがはしているものの命に別条はないということです。

 男性は友人と川の中で釣りをしていましたが、川が増水したため避難しようとしたところ、身体につけていたロープが外れ流されたということです。

 現場は大井川の接岨峡大橋付近で、警察は水辺に行く際はライフジャケットを着用するように呼びかけています。

川根本町 大井川
川根本町 大井川