SNSで知り合い経済アナリストや実業家と信じ込み…60代女性が3800万円、40代男性は3000万円だまし取られる 静岡・沼津市で投資詐欺相次ぎ発覚
静岡県沼津市内でSNS型投資詐欺の被害が相次いでいます。60代の女性がおよそ3800万円、40代の男性はおよそ3000万円を騙し取られました。
沼津市に住む40代の男性は3月上旬、SNS上に載っていた経済アナリストの馬渕磨理子さんをかたる投資広告にアクセスし、馬渕さんをかたる人物から複数の人物を紹介され、株式投資の勧誘を受けました。警察によりますと、男性は4月中旬から6月中旬にかけ、合計5回現金、合わせて3000万円を1回につき300万円から1000万円に分け、指定された口座に振り込みました。
インストールを指示されたアプリで利益が出ているように見えたことから、男性が 出金しようとしたところ、さらに多額の金を請求され、家族に相談し、家族が警察に通報したことで被害が発覚したということです。
また市内に住む60代の自営業の女性は、4月上旬にSNS上で実業家の前澤友作さんをかたる人物と知り合い、この人物からさらに複数人を紹介され、「100%利益が出る」と暗号資産などの投資を勧められました。
女性は5月上旬から6月下旬までの間に合計11回合わせておよそ3800万円を1回につき20万円から1000万円に分けて振り込みました。女性が利益を引き出そうとしたところ受け取れず、弁護士に相談し、被害が分かったということです。
沼津署によりますと、3800万円の被害は管内で今年に入って最大ということで、有名投資家などをかたる偽広告や偽サイトに注意し、会ったことのない人物からの投資勧誘は詐欺を疑ってほしいなどと呼びかけています。
