広末涼子さん立ち会わせ実況見分…4月の事故当時の状況を捜査 事故直後には危険運転致傷容疑で家宅捜索も 静岡県警
4月、俳優の広末涼子さんが新東名高速のトンネル内で車を運転中に大型トレーラーに追突した事故で、警察が本人を立ち会わせて実況見分を行いました。

俳優の広末涼子さんは4月、静岡県掛川市にある新東名高速道路の粟ヶ岳トンネル内で、車を運転中に大型トレーラーに追突しました。その後、同乗していた男性と島田市立総合医療センターに搬送されましたが、看護師の女性に対し複数回蹴ったり腕をひっかいたりする暴行を加え、けがをさせたとして傷害の疑いで現行犯逮捕されました。
捜査関係者によりますと、広末さんは奈良県での仕事を終え、都内に向かっている途中に事故を起こし、さらに、事故直前には新東名高速道路の浜松サービスエリアで、同乗していた男性から運転を代わっていたということです。
逮捕から2日後、警察は危険運転致傷の疑いで広末さんの自宅に家宅捜索に入りました。市販薬の服用などが事故に影響したかどうかなどを調べる目的でしたが、その後の薬物検査の本鑑定で、違法な薬物などは検出されなかったということです。

逮捕から8日後、広末さんは浜松西警察署から釈放されました。捜査関係者によりますと、広末さんと被害者の間で示談が成立したということです。釈放を受けて広末さんの事務所は「精神的に不安定な状態が見られたこともあり、医師の指導のもと慎重に治療と健康回復に努めます」とコメントを発表しています。

そして事件からおよそ3カ月後の7月、警察は運転を代わった浜松サービスエリアで、本人を立ち会わせて実況見分を行いました。警察によりますと、事故の当時の状況を明らかにするためだということです。
