東名高速に車で転落し無免許運転と覚醒剤取締法違反の罪に問われている男に拘禁刑4年を求刑 内縁の妻には執行猶予付きの判決 静岡地裁浜松支部

浜松市の東名高速に車で転落し、無免許運転と覚醒剤取締法違反の罪に問われている47歳の男に検察は拘禁刑4年を求刑しました。

 起訴状などによりますと、自称・御前崎市の無職の被告(47)は6月1日、無免許で車を運転し浜松市の東名高速に車を転落させた罪と、その後内縁の妻(34)と合流し、宿泊したホテルで覚醒剤を使用した罪に問われています。

 30日の初公判で被告は起訴内容を認めた一方、「覚醒剤の使用は病気なので、止めたくても止められない」と話しました。

 検察側は「発覚を恐れて逃げた極めて危険な犯行」として拘禁刑4年を求刑しました。

 判決は来月21日に言い渡されます。

 一方、覚醒剤を使用した罪に問われている内縁の妻(34)に対し、地裁浜松支部は31日拘禁刑1年6カ月・執行猶予3年の判決を言い渡しました。

 6月1日から施行された「拘禁刑」が静岡県内の裁判の判決で適用されるのは、これが初めてです。

静岡地裁浜松支部
静岡地裁浜松支部