富士山9合目であきらめ下山したが…疲れから転倒し負傷 25歳男性を警察と消防が救助 静岡・富士山富士宮口

 富士登山をしていた25歳の男性が3日、下山中に疲れで転倒。ひざにケガをして救助を求めました。警察は「無理のない登山計画を」と呼び掛けています。

 富士山で救助されたのは、福岡県北九州市から登山に訪れていた中国国籍の25歳の大学院生の男性です。男性は2日、仲間5人とともに登山を開始。その日は9合目の山小屋に泊まりました。しかし、翌朝、体調が悪いことから、男性だけ頂上に行くのをあきらめ、仲間を待って下山しましたが、7合目で疲れにより転倒。左ひざを負傷して歩けなくなったため救助要請しました。その後、静岡県警の山岳遭難救助隊員と消防署員の計8人が駆け付けました。男性は隊員の肩を借りて、歩いて富士宮口5合目まで下山し、救急車で富士宮市内の病院に搬送されたということです。

 警察は、下山までの体力を考え、無理のない登山計画を立てるよう呼びかけています。

富士山9合目であきらめ下山したが…疲れから転倒し負傷 25歳男性を警察と消防が救助 静岡・富士山富士宮口