浜松医療センターが控訴取り下げ…医療ミス認め病院側に2億円の支払い命じる一審判決が確定 浜松市医療公社

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浜松医療センターの医療ミスをめぐり、病院側におよそ 2億円の支払いが命じられた裁判の控訴審で、病院側が控訴を取り下げ判決が確定しました。

 訴状によりますと、2019年静岡県内の40代の女性が浜松医療センターで出産した際、異常が見過ごされたため生まれた男の子に意識障害やまひが残ったとして、運営する浜松市医療公社に損害賠償を求め提訴していました。

 一審の判決で地裁浜松支部は病院側に1億9000万円余りの支払いを命じました。

 その後、病院側は控訴していましたが、10日付けで控訴を取り下げたため判決が確定しました。

 これを受け女性の代理人弁護士が会見を開き、「医療者としての責任を自覚し、原告らに謝罪を行うべき」と話しました。

 病院側は「結果を真摯(しんし)に受け止め医療の安全に努めて参ります」とコメントしています。