乗客を乗せた状態で扉を開けたままバスを走行 中部運輸局が富士急シティバスを行政処分

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乗客を乗せた状態で扉を開けたままバスを走行したとして中部運輸局は静岡県沼津市の富士急シティバスに行政処分を出しました。

 富士急シティバスなどによりますと、4月21日午後1時すぎ原駅を出発し、ららぽーと沼津に向かう路線バスが、今沢団地入口バス停で乗客を乗せた後、およそ200メートルにわたり中扉を開けたまま走行しました。

 乗客14人にけがはなく、乗客の指摘を受けた運転手は赤信号で停車した際に扉を閉めたということです。

 通常扉が開いた状態では走行出来ないよう安全装置が働きますが、運行前の点検で運転手が誤って安全装置のスイッチを切ってしまったということです。

 中部運輸局は運転士への指導監督が不適切だったとして、本社営業所のバス1台を30日間使用停止とする行政処分を出しました。

 富士急シティバスは「安全確認の再徹底を行っていく」とコメントしています。