路線バスに乗客を置き去り…男性は1時間40分後に自力で脱出 国交省中部運輸局がしずてつジャストラインに行政処分

 運行を終えた路線バスに乗客を置き去りにしたとして、国交省中部運輸局はバス会社に行政処分を出しました。

 文書警告を受けたのは、静岡市葵区に本社を置しずてつジャストラインです。中部運輸局などによりますと、9月5日、午後9時35分に新静岡駅を出発した路線バスは、午後10時10分ごろに終点・谷津ターミナルに到着。

 本来、運転手は運行後に車内を確認することになっていますが、確認を怠り寝ている男性に気付かず施錠したということです。

 男性はおよそ1時間40分後に脱出。非常ボタンを押し自力でドアを開けたといい、体調に問題はありませんでした。

 男性が翌日、運賃についてコールセンターに問い合わせたことで発覚したということです。

 しずてつジャストラインは「今回の事態を厳しく受け止め、管理体制の強化を図り、再発防止と信頼回復に努めたい」とコメントしています。

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