リニア工事差し止め訴訟の結審が延期…3日前にJR側が準備書面と証拠提出 判決は来年2月ごろか 原告側「非常に異例」
大井川流域の住民らがJR東海にリニア中央新幹線工事の差し止めを求めている裁判の21回目の口頭弁論が開かれ、原告側代理人が意見陳述を行いました。
訴状によりますと、大井川流域の8市2町を中心とした住民らおよそ140人は、大井川の源流である南アルプスにトンネルを掘ることで生活用水が減少する恐れがあるとして、JR東海にトンネル工事の差し止めを求めています。
5日の裁判で原告側の代理人が「大井川周辺流域に居住する62万人の日常生活にも、重大な影響を生じさせかねない極めて重大な問題」と主張。「過去に例のない難工事となるのに、事前調査は不十分である」と訴え、裁判所に対し「最後の砦」として、JR側に工事の問題点について十分な検討を促してほしいと求めました。
裁判はもともと5日で結審する予定でしたが、3日前にJR側から準備書面と証拠が出され、弁護団が反論を検討する必要がでてきたため結審は延期となりました。
原告弁護団 西ヶ谷知成事務局長:「非常に異例なことであって、我々の民事訴訟を日常的に扱っている立場からすると、もうちょっと考えられないというような、そういう印象。何かこう不安に覚えたのか、敗訴の可能性を感じたんじゃないかなと勝手に考えています」
裁判は次回9月25日に結審する予定で、原告側代理人によりますと、閉廷後の進行協議で予定通り進めば来年2月に判決が言い渡されるということです。