近畿日本ツーリスト過大請求事件…焼津市は和解、掛川市も和解手続き進める
旅行大手の近畿日本ツーリストが、自治体に業務委託料を過大請求していた事件で、静岡県焼津市はすでに和解、掛川市も手続きを進めていることが分かりました。
近畿日本ツーリストをめぐっては、新型コロナワクチン接種のコールセンター業務などで、86の自治体に最大14億7000万円の過大請求をしていたことが明らかになっていて、県内でも焼津市と掛川市で過大請求が確認されました。
焼津市によりますと1日、市長の承認で和解契約を締結。近畿日本ツーリストは、10日に過大請求が確認された4250万円余りと年3%の遅延利息を市に返還したということです。
一方、掛川市は過大請求額を2800万円余りとする和解契約の締結に向けて手続きを進めています。
近畿日本ツーリストは、「過大請求については、真摯に受け止めて再発防止に努めてまいります」とコメントしています。