「寒かったんで心配で…」 富士山6合目に置き去りの7歳男児を保護 山小屋に感謝状
富士山6合目で父親に置き去りにされた7歳の男の子を保護した山小屋に、警察から感謝状が贈られました。
●感謝状贈呈
「遭難児童を適切に保護し、警察の救助活動に貢献されました。本当にありがとうございます」
感謝状が贈られたのは、標高およそ2500メートル、富士山・富士宮ルート6合目にある宝永山荘のスタッフです。スタッフらは20日、山小屋の前に1人でいた7歳の男の子を保護するなど、救助活動に貢献しました。
男の子は愛知県から父親と兄の3人で来ていて、父親に「8時間待っていろ」などと言われ、置き去りにされていました。
坂井剣一郎記者:「男の子はあのベンチにいたとされ、この場所では登山道が2つに分かれていて、遭難のリスクが極めて高い場所でありました」
男の子は山頂に向かう道と、宝永火口に向かう道の分かれ目のそばのベンチに座っていました。柵が設けられていますが、ベンチの高さとほぼ同じで滑落の恐れもあったことがうかがえます。
宝永山荘スタッフ 渡井環さん:「当時霧が強くて見渡しが悪かった感じですかね。寒かったんで、心配で中に入ってもらいました」
男の子はスタッフに囲まれながら、父や兄の帰りを待ちました。
宝永山荘スタッフ 渡井環さん:「その子、好奇心旺盛すぎてじっとしてなかったんで、うちがこの杖作ってたんで、このシールとか貼ってくれました」
警察によると、スタッフが優しく心を開くきっかけになったといいます。
宝永山荘スタッフ 渡井環さん:「普通のことしただけなんで、感謝状もらえるなんて思わなかったのでびっくりしました。いなくなったりとかしたら大変だったので、良かったと思います」
連日にぎわいを見せる富士山。富士宮ルートにはきょう26日も多くの親子連れがいました。
都内から親子
Q体力的には?
子ども小5(11):「めちゃくちゃ疲れてます」
母親(48):「ゆっくり、時間は余裕を持って休み休み、子どものペースに合わせて登ろうということで登ってます」
警察は子どもに限らず、複数人で山を登る場合は離ればなれになってはいけないと強調します。
富士宮警察署 鈴木康之署長:「親子で登山することは非常にいい経験になるという風に考えておりまして、それ自体を避けていただくものではございません。グループで登られる方については、一番そのグループの中で登山経験の少ない方もしくは体力のない方に合わせた登山をお願いします」