【裁判】殺人事件被告の犯行直前の異様な行動「焼酎100cc飲み度胸付けた」「子どもに5400万円送金」 嫌がらせ受けたと一方的な思い込みも 元自治会長刺殺事件 静岡地裁
8日、静岡市の公民館で、元自治会長の男性を刃物で刺して殺害した罪に問われている男の被告人質問が行われました。
被告の男(55)は2025年8月静岡市駿河区の中島浜公民館で、元自治会長の男性(当時78)の背中を刃渡り12・5センチのサバイバルナイフで4回刺し殺害したとされています。
8日の被告人質問で、男は犯行動機や遺族への思いを語りました。
まず学生時代について問われると、「1人で過ごすことが多かった。いじめを受けたりもして良い思い出はほとんどなかった」と淡々と語りました。
犯行動機のきっかけとなった出来事については、「お祭り、名簿、田んぼ、運動会」などの6つのキーワードを上げ、町内の運動会において「何者かにわざと体当たりされ、転倒した。元自治会長の指図ではないか」と話しました。
また元自治会長について、「私や私の家族に嫌がらせをしてくる嫌な人。私や私の家族を見せしめに、地域を恐怖支配しようとした」と語りました。
犯行前の行動について「度胸をつけるために100ccの焼酎を飲んだ」と明らかにしました。さらに、犯行直前に自分の子ども3人に合わせて5400万円を送金した件について、「自身の銀行口座に入っていた全額を振り込んだ。おばが亡くなって相続したお金だ」と語りました。
遺族への思いを問われると、「私の思い込みが尊い命を奪ってしまい申し訳ない。大切な命をあやめてしまい申し訳ない」と淡々と話しました。
裁判は11日に結審、17日に判決が言い渡される予定です。